門司港レトロ もじこうれとろ

場所北九州市門司区門司港地区 »Google MAP
用途
設計
施工者
完成
構造
階数
面積

大陸への貿易の拠点として、また本州との玄関口として栄えていた門司港は、1942年の関門トンネルの開通により、転換期を迎えた。
列車は直接本州に行くようになり、戦後大型化した貨物船は門司港には接岸しなくなっていき、衰退に歯止めがかけられなかった。
流れが変わったのは、1988年、門司港駅舎が重要文化財に指定され、北九州市は、門司港周辺を整備し、「門司港レトロ地区」として観光化を図った。その結果観光客は、10年でオープン前年の10倍にまで達した。
この愛大にも、貴重な建築物が一つまた一つと消えていった。日本建築学会により1980年に編集された「日本近代建築総覧」にリストアップされた建物でも、北九州YMCA門司ブランチ(旧信愛幼稚園)、三菱倉庫などが既に失われている。駅前の「旧三井物産門司支店」も現在入居者がなく、周辺の料亭も今使われていないところもある。そのような建物を、ひとつでも生きた活用方法を見つけ、使いながら残すのが、今後の課題と言えるだろう。