福岡県建築士会について

建築士会とは

建築士会は「建築士法」で定められた
建築士を会員とする団体です。
各県ごとに組織されており、各県建築士会が集まって
日本建築士会連合会を組織しております。
福岡県建築士会は建築、建築士に関わる課題、
社会の要請に応えるため、
種々の活動に取り組んでいます。

建築士会会員は建築の設計、監理、
まちづくり、工事、
行政、教育等、
多くの分野で活躍する会員で構成されています。

建築の社会的責任を果たし、建築文化の発展を図り、
地域社会に貢献することを使命としています。

会長挨拶

福岡県建築士会
会長 鮎川 透

私達は、20世紀末くらいからIT環境の増進や世界の枠組みの変化、ひいては価値観の変革の中に居るという認識を持たざるを得ません。建築生産は社会活動の鏡とも言われます。その点においてはこれまで(20世紀型とも言える)のような、慣例や経験に基づいた判断や行動からの脱却も視野に入れての活動が必要になるかもしれません。

そのような中、世界的には一昨年のウクライナ侵攻を契機として、さらに昨年10月パレスチナ侵攻も加わり原油や天然ガス等様々な国際価格が高騰しています。それに加えて円安という為替要因も重なり、国内においても物価高に苦慮しています。ことに我々に関わりのある分野でいうと、建設費の高騰は社会全体での対応が求められています。
また、脱炭素・気候変動への対応や建築の木質化促進、またBIMを使った設計技術の向上も取り組む課題として対応しなければなりません。

建築士としての活動は、地域に根ざしたコツコツと積み重ねた活動がリンクしながら全国へと波及し、また他所から別の波が寄せてきて干渉して新たな活動につながるというようなイメージではないでしょうか。そのような日常の活動も、上記のような世界レベルの話と決して無縁ではありません。私どもはしっかりと目と耳を見開いて世界を注視しつつ、自己研鑽も踏まえた地道な活動で得られた成果を広く社会にフィードバックする、という意識で活動していきたいと思います。

福岡県建築士会の活力は各地域会の元気が源、その源流は会員一人一人の活動から発すると考えます。
さらに自己研鑽に努めて、それを基に地域や皆様に貢献する活動を積み重ねていくことで、広く社会に支持される団体としてその勤めを果たしてまいりたいと考えています。