NTT門司電気通信レトロ会館 でんきつうしんれとろかいかん
場所 | 北九州市門司区浜町4-1 »Google MAP |
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用途 | 電話局 |
設計 | 山田守 |
施工者 | |
完成 | 大正13年(1924) |
構造 | |
階数 | 2階建 |
面積 |
大正13年逓信省門司郵便局電話課庁舎として建築された。門司における最初の鉄筋コンクリート造の建物。放物線アーチと垂直線を基調としたデザインはドイツ表現主義に通じる手法で新鮮な大正モダニズムを今に伝えている。壁面の細長い窓を囲む窪みの上部にある小さな四角の穴は放水口で、火災時にはここから下方に水を吹きだして水の幕を張ることで、窓が割れるのを防ぐ機能を持っていた。実際、昭和20年の門司大空襲の際にも延焼防止に役立ったと伝えられている(門司港レトロ倶楽部発行レトロタイムズによる)。建物の1階は、「門司電気通信レトロ館」として電信・電話で活躍してきた設備や資料を保存・展示している。