報告 大木町「景観・土地利用計画策定にかかる準備業務」報告会が開催されました
2014年06月04日景観
昨年度大木町から「景観・土地利用計画策定にかかる準備業務」委託契約を公益社団法人福岡県建築士会として受託いたしました。
4月28日16時より、大木町「おおき循環センター 学習室」において、町長、副町長、検討委員会委員長及び委員の皆様、作業部会(総務課、建設水道課、産業振興課、環境課、企画課)、事務局(企画課、建築士会)出席により開催され、大木町町長への報告を行い、建築士会へも作業に関し感謝の言葉を頂きました。
その後、出席者の感想、他地域の事例、今後の進め方等について意見交換会が行われ、今回の業務を完了することが出来ました。
この業務は、平成24年度実施した景観ワークショプの成果をもとに、大木町の景観あるいは土地利用に関する現状と課題を整理し、関係者の情報の共有化、町民への関心の喚起を図り、平成26年度以降の景観・土地利用計画策定へとつながる準備作業でした。
報告書の作成に関しては小林副会長、柳川地域会梅崎氏他県南ブロック士会員が中心となり「大木町における景観及び土地利用検討委員会」の3回開催した検討委員会並びに学習会等準備作業の担当をして頂きました。今回受託した作業を行うには、平日日中の作業が中心となるため、景観委員ほか、建築士会会員の協力体制が不十分でした。本会で受注したにもかかわらず、受託料の過半以上をまちづくりの専門家へ外注依頼し、景観委員会の力不足を実感いたしました。
このように、行政からの業務委託を受ける体制が、建築士会内部にまだ力がなかったため、今後公益社団法人の公益事業の一つの柱としての景観整備機構は福岡県内全域の行政から様々な事業を受託できるまでにはいたっていません。『景観ワークショップ』、『景観教室』等の業務委託を受託出来るよう、各地域会会員に、より多くの講師、協力スタッフを増やしていくことが急務となっております。景観委員会としてなにが出来るのか、活動の在り方を洗いなおして初心に戻ってみることも必要かと考えているところです。
景観委員長 中村 英雄