公益社団法人 福岡県建築士会

お知らせ

建築士会

住宅の外皮計算に係る評価方法の変更について

2024.8.6

(公社)日本建築士会連合会よりご連絡です。
国土交通省では、建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令の外皮基準適合させる際に行う外皮計算について、基礎の線熱貫流率及び鉄筋コンクリート造の構造熱橋部の線熱貫流率の算出方法を新たに更新し、建築研究所が公開する建築物のエネルギー消費性能に関する技術情報の次期更新版へ掲載されましたのでお知らせいたします。
また、新たな評価方法の公開にあたり、これまで技術情報にて当面の間使用可能としていた評価方法については、以下のスケジュールにて、廃止予定ですのでご留意ください。

基礎の線熱貫流率について】
現行版の「熱貫流率および線熱貫流率」において、現行評価方法が公開されているほか、旧評価方法についても当面の間使用できるものとしているところです。この度より実用的なものとするため、現行評価方法から評価可能な基礎断熱の仕様を拡充し、新評価方法として公開いたしました。それに伴い旧評価方法は令和8年10月31日廃止予定です。
1:現行評価方法(基礎の線熱貫流率)
2:旧評価方法(基礎の線熱貫流率)
3:新評価方法(基礎の線熱貫流率)

【鉄筋コンクリート造の構造熱橋部の線熱貫流率について】
現行版の「熱貫流率および線熱貫流率」において、現行評価方法が公開されているほか、旧評価方法についても当面の間使用できるものとしているところです。この度より使いやすい体系とするため、現行評価方法の合理化を図り、構造熱橋部の組合せ等を拡充し、新評価方法として公開いたしました。それに伴い旧評価方法は令和6年12月31日廃止予定です。
4:現行評価方法(鉄筋コンクリート造の構造熱橋部の線熱貫流率)
5:旧評価方法(鉄筋コンクリート造の構造熱橋部の線熱貫流率)
6:新評価方法(鉄筋コンクリート造の構造熱橋部の線熱貫流率)
外皮計算に係る評価方法の変更概要について
尚、旧評価方法に基づき、建築物エネルギー消費性能向上計画の認定、長期優良住宅建築等計画等の認定における長期使用構造等の確認、住宅性能評価又は低炭素建築物新築等計画の認定等を旧評価方法の廃止日よりも前に申請するものについて、設計変更等が生じる場合は、旧評価方法の廃止後であっても、引き続き旧評価方法を使用できるものとします。また、旧評価方法に基づき認定を受けた建築物エネルギー消費性能向上計画の変更、長期優良住宅建築等計画等の変更又は低炭素建築物新築等計画の変更等をする場合についても、同様の取扱いとします。

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