(社)福岡県建築士会情報誌 メッセメールマガジン 平成24年12月1日発行 第78号 通巻第294号

九州公共建築フォーラム2012

 11月15日(木)第7回となる九州公共建築フォーラム2012が、福岡県自治会館にて160名を超える参加者を得て盛況のうちに開催されました。
 第1部の基調講演では、国交省木材利用推進室の住田室長から、法律、技術基準、並びに予算面からの木材利用推進施策、中でも技術基準や事例集作りの具体的取り組みについて、また構造設計事務所の川崎代表からは、ヤング率や含水率などの基本的なチェックポイントと木材調達(供給)上の課題について紹介いただきました。
 第2部のパネルディスカッションでは、まず九州大学施設整備課の小川課長から国の補助事業に採択された伊都ゲストハウス建設の経緯を、また製材所の杉岡専務から福島県板屋の木造仮設住宅の生活感あふれる様子を紹介いただきました。その後、桂准教授のコーディネートのもと、木材供給システムについては、サプライチェーンづくりや4寸角×4mの規格化などによって国産材の安定供給ができるのではないか、また業界団体での勉強会を開催する仕組みづくりが必要ではないか、今まさに国をあげて木材利用を推進すべき時期がきている、などの意見交換が行われました。我々建築団体の真価を発揮する具体的取り組みへ向けての第一歩が踏み出された感がありました。
 二日後の17日(土)には、桂先生の案内で熊本アートポリスの最近作の見学会も行われ、充実した技術研修となりました。見学会の様子は、次号で改めて報告があると思いますので、楽しみにしてください。共同主催の建築団体実行委員並びに共催の整備局関係者の皆様には一方ならぬご尽力をいただき、厚く御礼申し上げます。
副会長 佐々木 郁夫
建築周辺コラム(23) ~トラブルの予防法~
 私は、建築トラブルの予防には、基本を着実に実践することが大切だと思っています。
 基本とは、まず、適切な契約書を使用することが大事だと思います。代金や実施期間等の条項は、変更が生じた場合に対応できているでしょうか。支払時期や解除条項はどのように定められているでしょうか。ほかにもチェックすべき点は多々あります。また,お使いになっている約款等をよく理解することも必要です。さらに、打合せ記録等の作成や保管の重要性も、声を大にして強調しておきたいところです。そして、言うまでもありませんが、法令を守ることがとても大切です。
 特効薬でもあればいいのですが、そこはやはり人の営み、まずは基本の積み重ねから始まるようです。
個人協賛会員 弁護士 川口 珠青

第55回建築士会全国大会「いばらき大会」に参加して

 今年も全国大会に参加しました。相も変わらず、全国の建築士会会員の皆さんの建築に対する情熱を感じ取り、自分の刺激としたいことと、開催地の街を感じたい気持で参加しているのですが、毎回良い刺激を感じることが出来ています、すっかり私の毎年の恒例行事になりました。
 18日(木)の大会前日、夜遅い便で東京着、宿泊。翌日は朝早い列車で水戸入り。福岡の皆さんが発表する交流セッションに参加し、妹島氏の講演に聞き入り、夜は福岡のメンバーと大洗のホテルで宴会、宿泊。
 今回の茨城県は震災の影響を受けたところ。どのような被害を受け、どのように復興してきたか事前の情報が無いまま、行くところ行くところ注意しながら眺めてみたが、行ったところに限っては大きな震災の痕跡は殆どといってよいくらい残っていなかった。
 大会には全国から3,000人の建築士会の仲間が会場の千波湖を含む広大な偕楽園公園の一角にある県民文化センターに集まった。
 最初に青年委員会担当の交流セッションに参加し、福岡支部の方々の「雨水利用実験住宅プロジェクト」の発表を聞いたのち意見交換会を行った。次に日立市出身の世界的建築家妹島和世氏の講演を聞いた。さすが人気の建築家とあって会場の小ホールは入りきれない人が出るほどの超満員、「環境と建築」をテーマに自分の作品の紹介があったが、金沢近代美術館ではさほどの印象は受けなかったが、作品はだんだん洗練されてきているのではないかと感じた。その後はメインの全国大会、ここも会場が狭いので別部屋で映像中継するなどの努力をされていた。
 20日(土)は地域交流見学会(エクスカーション)のBコースに参加した。 偕楽園から常陸太田市の西山荘、五浦観光ホテルの素晴らしい眺望を味わいながらの昼食を済まし、天心記念館と天心記念五浦美術館、日立駅を見学した。どこも印象的であったが、天心記念館では震災で流された六角堂が再建されていて、当日は中まで入場が許され岡倉天心が太平洋を見渡し、波音、風音に耳を傾けながら思索にふけったといわれる空間を体験出来た事、天心記念五浦記念館は私が今興味を持っている内藤廣氏の建築に触れられた事。そして日立駅は昨日の講演を聞いた妹島氏の作品、太平洋の雄大な景色が眺められるガラス張りの駅舎、美しかった。今回もこの様に実り多い大会参加の旅でした。来年は島根。ここも魅力的な地です。
飯塚支部 荒木 正勝

コレクティブハウス研究会・久留米部会開催

 今回は、久留米で長年にわたり開催されている「シニアの住まいと暮し方研究会」と合同でコレクティブハウス研究会の部会を開催します。「サービス付き高齢者向け住宅」について久留米市住宅政策課のセミナーの後、住まい手のシニアのすまいと暮し方研究会の皆さんと意見交換を行います。
 また、セミナーの前にコレクティブハウスの計画想定地として京町周辺地域の環境を調査したいと思います。

 12月は、下記の3部会を開催します。詳しくは、申込書をご覧ください。
 それぞれ、開催日時、場所が異なりますのでお間違えのないようにお越しください。

【Ⅰ】 コレクティブハウス研究会・久留米京町CHプロジェクト部会
【日時】 平成24年12月8日(土)14:30~16:30
【場所】 久留米市京町老人いこいの家 (久留米市京町307-3)
【参加費】 無料 / CPD:3単位(予定)
【Ⅱ】 コレクティブハウス研究会・清水CHプロジェクト部会
【日時】 平成24年12月15日(土)13:30~17:00
【場所】 渡辺隆児建築設計事務所 (福岡市南区清水2丁目11-4)
【参加費】 無料 / CPD:3単位(予定)
【忘年会】 コレクティブハウス研究会・忘年会
【日時】 平成24年12月15日(土)18:00~20:30    【会費】 ¥4,000(予定)
【場所】福岡市中央区(お店は決まり次第お申込み頂いた方にお知らせします。)
【Ⅲ】 コレクティブハウス研究会・広報・募集パンフ作成部会
【日時】 平成24年12月22日(土)13:30~17:00
【場所】 天神重松ビル 会議室 (福岡市中央区天神3丁目4-8)
【参加費】 無料 / CPD:3単位(予定)
申込:メール又はFAXでお申込ください。
今後の開催予定
第8回CH研究会 平成25年2月2日(土)13:30~ あすみんセミナールーム
コレクティブハウス研究会・久留米部会 申込書PDF
コレクティブハウス研究会・清水部会 申込書PDF
コレクティブハウス研究会 忘年会 申込書PDF
コレクティブハウス研究会・広報募集パンフ部会 申込書PDF
青年委員会

大学生のまちづくり参加の効果

 建築士会まちづくり委員会では大学生のまちづくり支援を今年度から行っていますが、目に見えた効果があらわれています。
 10月に行われた樋井川市民会議(福大図書館セミナールーム)に於いて自分たちの活動の内容の報告が自主的におこなわれました。 報告は3件。
   (1) 福岡県森林づくり活動公募事業の報告(福岡大学工学部 吉村君)
   (2) グリッピーキャンペーン・水と緑の楽校(福岡大学工学部 崎元さん)
   (3) 水害痕跡サインについて(九州産業大学工学部 牛尾君)
三者ともパワーポイントで説明されました。
 水害痕跡サイン実施について会場からの意見として地域の協力申し込みがあり、11月17日(土)鳥飼地区防犯災害部会・自主防災組織・水害対策協議会の3団体と大学研究グループとの合同会議が行われる事になっています。発表することによって関心と広まりがより大きくなっていくものですね。
福岡支部 角銅 久美子

第1回まちづくりコーディネーター養成セミナー・八女福島

 (社)福岡県建築士会まちづくり委員会主催で11月17日(土)に会員及び一般の方20名が参加し、八女福島において第1回まちづくりコーディネーター養成セミナーが行われました。
 午前中はあいにくの雨の中でしたが、八女福島の町並みを散策しました。八女福島は城下町として整備され、廃城後は久留米藩の在方町として発展した町並みです。町家は間口が狭く、奥行きが長く妻入り入母屋大壁土蔵造り(居蔵)が建ち並び、商人型、職人型の町家も存在します。平成14年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、現在、多くの町家が保存修理され、空き町家の活用なども行われています。見学では、町家の修理中の現場や町家の奥の生活空間まで入り、町家空間を堪能しました。
街並み見学
 午後は地元八女福島のまちづくり団体(八女ふるさと塾、NPO八女町並みデザイン研究会、NPO八女町家再生応援団)のまちづくり活動や活動の課題及び展望などの事例報告が行われ、報告者ごとの3団体のチームに分かれ、ワークショップを行い、それぞれに課題の解決策や展望などが発表されました。地元や外部の人で構成される八女ふるさと塾班では、当日は雨だったこともあって町家の表に雨水を活用した水ガメの設置などの提案がなされ、技術者で構成されるNPO八女町並みデザイン研究会班では、技術や材料、現行法のことが話題に上がり、法の適用除外を進める提案がなされ、また、市職員で構成されるNPO八女町家再生応援団班では、空き町家の保存活用や各地域の行政対応や修理費の捻出策が検討されました。
 今回のセミナーでは、地元でまちづくり活動を行う若手や大学生の参加があり、それぞれの課題や展望などを確認することができました。次回の第2回まちづくりコーディネーター養成セミナーは北九州において2月16日(土)に八幡東区の市民ホールにて開催します。多くの方々の御参加をお待ちしております。
グループ討議 各班の報告
まちづくり委員長 中島 孝行

「福岡建築倶楽部新年の集い」

【日 時】 平成25年1月18日(金)18:30~
【場 所】 福岡市中央区渡辺通2-7-21 タカクラホテル福岡 TEL092-731-1661
※今回、KKRホテルからタカクラホテルへ会場が変わりましたので、ご注意ください。
【会 費】 5,000円 /ひとり 当日ご納入ください。
【締 切】 平成24年12月18日(火)
皆様、お誘い合わせの上ご参加下さい。
お申込は、参加申込書を福岡支部事務局(FAX 092-481-2355)へFAXにてお申込下さい。

主催 建築設計関連7団体(福岡都市圏支部)
 (社)日本建築家協会九州支部福岡会(幹事)
 (公社)日本建築積算協会九州支部
 (社)日本設備設計事務所協会福岡県支部
 (社)福岡県建築士会福岡支部
 (社)福岡県建築士事務所協会福岡支部
 (一社)日本建築構造技術者協会九州支部
 (一社)日本建築学会九州支部福岡支所

※参加申込書URL
http://www.f-shikai.org/messe/kentikukurabuH25sinnennotudoiannai.pdf
親睦委員長 中村 建二

「新春アイラブホームフェア2013 in 福岡」開催

 来年1月19日(土)、20日(日)の2日間、マリンメッセ福岡にて住宅資材関連のメーカー100社が出展するフェアを開催いたします。今回は、「住環境イノベーション~ゼロエネ・高齢者・耐震・リフォーム~」とテーマを掲げ、ゼロエネ・スマートハウス関連機器、耐震および高齢者向け住宅に対応した、建材・設備機器等を多数展示いたします。是非ご来場ください。
【日 時】 平成25年1月19日(土)、20日(日) 10時~17時 ※20日は16時まで
【会 場】 マリンメッセ福岡 (住所:福岡市博多区沖浜町7-1)
【主 催】 越智産業株式会社
【入場料】 無料

越智産業株式会社 西田 貴志

11月度研修会ツアー

 去る、11月9日(金)に建築士事務所協会福岡支部賛助会・建築士会福岡支部賛助会の共催の11月度研修会ツアーで、大分の(株)三邦(屋根資材、建築資材の加工工場)さんの工場見学に行ってきました。
 2台のバスで一路大分へ。途中、池見家住宅を見学しました。随分古風な建物で立派な作りをされていて感動しました。(株)三邦さんでは、屋根のセッパンで断熱材を一体で作成するところを見学させていただき、皆さんはその工程に感心しきりでした。ローラーで一枚の鋼板が断熱材と一緒に折れて出てくる様子を皆さん間近で見られて良かったと思います。
 お昼は、別府八湯 ホテル白菊さんにて参加者皆さんと懇親を深めた有意義なバスツアーでした。

福岡支部 会員拡大・賛助会副委員長 川本 雅史

エイジレス章?

 このたび全国都市緑化月間の福岡市の記念行事「グリッピキャンペーン2012年 ありがとう 花と緑」の緑化貢献者表彰式の際、高島市長から内閣府からのエイジレス章を伝達されました。いただくまでエイジレス章の存在を知りませんでした。受賞内容は写真で読み取れる文面のようです。
 思えば、出発は平成8年建築士会の「花ば咲かせた~い」結成にはじまりました。みなさんその節はいろいろとお世話様になりました。暑い夏の海の中道での大ひまわり花壇、ひまわりロード、お手伝いしてくださったみなさんはとても若く家族ぐるみで参加してくださいました。飲んだ時にあれは大変だったと今でも苦労は語り草になっています。今や「水と緑」台北花博にも参加くださいました。これはすべて支えていただきました、みなさんの協力のおかげです。花ば咲かせ隊を良く理解していただけた松田会長をおもいだしています。みなさんありがとうございました。  まだまだ、がんばりますよ。77歳 喜寿のご褒美でした。

福岡支部 角銅 久美子

防災どんたく

 来年3月に「防災カフェ」を開催予定です。今回も、すまいをテーマに、すまいの耐震や雨水利用について防災につながる身近で役に立つ情報を紹介したいと考えています。
 昨年は東日本大震災、今年は九州北部豪雨と災害は繰り返し発生します。どんなに頑張っても災害の発生は止められませんが、災害による被害はできるだけ少なくできるはずです。備えることの大切さはわかっているけど、なかなか取り組めないという方は沢山いらっしゃると思います。そんな方が楽しみながらなるほど備えなきゃ損と思えるような防災啓発イベントができないものでしょうか。
 今まで防災ステージや防災クイズラリーなど色々工夫してきましたが、皆様も何か良いアイデアがあればお知らせください(^人^) 防災の情報を提供するだけでなく、防災についてなんとはなく語る場所としての『防災カフェ』もありかもしれません。
2011年3月の防災カフェの様子
災害対策委員長 牧薗 典浩

平成25年 北九州建築六団体合同 新年賀詞交歓会

【日時】 平成25年1月11日(金)
      17:30~受付、18:00開会、20:00閉会
【場所】 ホテルクラウンパレス小倉 3階 ダイヤモンドホール
      (小倉北区馬借1丁目2-1 TEL 511-4111)
【担当】 北九州設備設計監理協会

出席希望者の方は、12月10日までに、支部事務局(TEL・FAX 093-693-8819)へお願い致します。
支部会員には、案内状を同封しています。
北九州支部 事務局

児童絵画展 盛況のうちに無事閉会

 北九州市立小学校を対象とした第13回児童絵画展『ぼくのわたしの夢のすまい展』が10月19日(金)無事おえました。今回は参加校43校、出展数992展の作品を応募して頂きました。
 甲乙つけがたい作品が多く選考に苦慮致しましたが、北九州市長賞、北九州市住宅供給公社理事長賞、(社)福岡県建築士事務所協会北九州支部長賞、(社)福岡県建築士会北九州支部長賞、(社)日本建築家協会九州支部北福岡会賞の冠賞はじめ金賞、銀賞、銅賞、佳作を含め65展の入賞作品を表彰いたしました。表彰式は10月13日(土)北九州リバーウォーク大学棟1階の西部ガス『ひなた』ショウルームにおいて開催いたしました。また表彰式には子供たちや家族の皆さんと共に220名の参加者をむかえて盛会に終えることができました。北九州市からは土曜日にも関わらず、建築都市局長の林田様はじめ建築指導部の皆さまはじめ行政の皆さまに多数出席して頂きました。
 北九州支部の役員はじめ、会員、賛助会の皆さまのご協力の賜と感謝申し上げます。ありがとうございました。
受付風景 事務所協会 林支部長の挨拶
表彰式前の風景 北九州市長賞の表彰
北九州支部長 開田 一博

平成24年「女性のための市民建築大学」

 今年度の開催で11年目を迎えた「女性のための市民建築大学」ですが、6月より企画構成をし、10月3日から毎週水曜日、『女性のための市民建築大学』が開催されました。
 今年のテーマは「かしこいくらし」、サブテーマは、~へらし・つくり・つかう~
 基調講演は、大光電機㈱経営戦略室広報部長 中尾晋也氏に「明かりでもっと豊かな暮らしを」をご講演いただき、建築士会北九州支部のレディース委員会が、講座の総合的プロデュースと講師を務め、女性の視点で、エネルギーについて~へらし・つくり・つかう~創意工夫を楽しみながらかしこいくらしを考えていきました。
 毎回受講生の探究心・好奇心を身近で感じることが出来、受講生にたくさんのエネルギーをいただいています。
 10月31日に最終日を迎え、いかにかしこく暮すかを探求していただき大好評のうちに終了いたしました。
 年、1回、1ヶ月間の「女性のための市民建築大学」ですが、「毎年この時期をあけて待ってるのよ」との受講生の声に、励まされる講師陣でした。
実習日10月24日 彩り照明作りにて 最終日10月31日 総評にて
北九州支部レディース副委員長 鷲頭 静代

第8回関門地区(北九州市・下関市)景観ウォッチング&セミナー

 10月28日(日)秋晴れの中、福岡県建築士会北九州支部・山口県建築士会下関支部の合同主催により、「五感で感じる関門景観10選探見(たんけん)物語~海を渡って新たな発見」をテーマに、第8回関門地区景観ウォッチング&セミナーを開催しました。士会員のほか、大学生、有識者、公募市民が参加し総勢約80名で、午前中は門司と下関から互いに渡船で対岸へ渡り、各所をバスや自分の足でめぐり関門景観を五感でフルに感じていただき、午後はワールド・カフェ形式によるセミナー(ワークショップ)で、人や地域と景観との関わり、点を線へ、そして面へと発展させていく必要性等の意見を伺うことができました。帰りの渡船では、関門の風を受けながら、意見交換会での有識者の更なる熱い思いを思い出していました。
北九州支部研修委員 矢滝 攝
 関門海峡の織りなす美しい、歴史的・文化的な風景は下関・北九州両市の大きな大きな地域資産である。未来にむけてそれを護りながら、伝えていくことが大切である。
 また、両市に埋もれているロ-カルメタコンテンツを掘り起こし、この関門景観と綴り合わせていくことが出来れば、新たな地平が拓かれるのではないでしょうか。
九州職業能力開発大学校 教授 岩下 陽市
 関門景観ウォッチングに参加して、関門地区の歴史や文化を知ることができました。今回下関側を中心に景観を観てまわりましたが、普段は意識をしない身近な景色について五感を感じながら観てまわることができ、自然や人々の活動などを考えることができました。
 ワークショップでは、先生方、両市の市民の方、学生との交流をすることによって、色んな見方があると新たな発見をすることができました。
 10選の景観を観てまわる関門景観ツアーに参加できたことは、自分にとって大きな収穫となりました。
九州職業能力開発大学校 専門課程建築科2年 馬場 雄大
 昨年に引き続き二回目の参加でしたが、今年も新しい発見が多く、地元の方々と活発な意見交換ができて充実した一日になりました。特に印象に残ったのは、「人に伝えたくなる景観」と「こっそり知っておきたい景観」があるということです。下関側から巌流島を眼下に眺めることができる空き地や、赤間神宮前の潮溜まりは、地元でも初めて行く人の多い隠れた景観スポットでした。そういった景観が点在する下関では、知る人ぞ知る絶景として地域で継承できる空間づくりの工夫をすることで、関門海峡のゆったりとした時間を感じることができる場所になるのではないかと考えました。
九州大学大学院 修士2年 萩尾 達哉
 今回初めて関門地区景観ウォッチングに参加させてもらい、普段は歩くことのない対岸の本州・下関側を歩いて新しい発見が多くありました。専門家の方と一緒に歩くことで、一人で歩くときには気づかないポイントを多く指摘してもらい、歴史を知ると同時に五感で体験できたと思います。午後のワークショップでは、一緒に歩いた人の違う考えや見方も多く聞くことができ、それぞれの考えや見方を共有できたことで、関門地区の新たな面を知る事ができました。
九州大学大学院 修士1年 川畑 智也
 赤煉瓦建物が並び、地際から綺麗なバラの花が咲いている。綺麗な風景だと思い、カメラを構えるが、写真を撮るとあまり気にくわない。なぜだろうか。雑然とした駐車場、ちぐはぐなサインが景観形成の邪魔をしている。門司にはたくさんの素晴らしい歴史と風景が残されている。しかしそれらがあまり大事にされず、美しい“景観”に成り損ねている。真の美しい“景観”を形成するためにも、もっとみんなでまちを大切に守っていくべきだと感じた。
山口大学大学院理工学研究科感性デザイン工学専攻 内田研究室 修士1年 川内 麻生
 私は今回の関門景観ワークショップが初参加だったのですが、非常に有意義な時間が過ごせました。このワークショップの特色であり素晴らしい点は、景観のチョイスが市民の方々によって行われているという事です。景観保護には商業的な要因が絡む事もままあると思いますが、下関・門司に住む人々によって選ばれた場所は生活の息遣いが感じられ、他の地域と違った観光が楽しめました。ワークショップを通じて、関門の歴史や文化を継承していきたいと思います。
山口大学大学院理工学研究科感性デザイン工学専攻 内田研究室 修士1年 中川 あかり

北九州支部 研修旅行2012

 11月17日(土)から11月18日(日)まで1泊2日の日程で北九州支部と建築士事務所協会が合同で研修旅行にいって来ました。研修先は熊本県人吉市周辺です。参加者20名は9時に小倉KMMビル前に集合し、バス中では、私の一回り二回りはあるだろうと思われる方々ばかりで緊張しながらのスタートでした。 道中のバス中では、建築士会・事務所協会の先輩方の経験、知識をたくさんお話し頂き、時には、面白い話をして頂き勉強になりました。
 そんなこんなで最初の目的地である【サントリービール園】に到着し、ここではビールづくりの工程を学び、試飲もでき、みなさん有意義にすごされておりました。 いい気分になったところで、伊藤豊雄氏設計の【八代市立博物館 未来の森ミュージアム】に到着。周囲の自然にとけこむ斬新な外観、やわらかい屋根のフォルムが印象的な建物でした。
 つづいての目的地が【球泉洞休暇村木造バンガロー】です。2005年と2007年に行われた「くまもとアートポリス設計競技モクバン」です。 まずは、「モクバンR1」。この建物は350㎜角の杉191本で作られた建築物です。 「ザ・ 木造。」的な感じがして、個人的には一番好きな建築物です。 つづいて、「モクバンR2」。R1の横に建てられているこの建築物は全身をFRPコーティングで覆われて、なんだか女性らしい印象を受けました。どれもこれも個性的な建物ばかりでいい勉強になりました。
 翌日の【球磨工業高校伝統建築コース加工組立棟】【湯の児スペイン村】【県立あしきた青少年の家】はどれも楽しく気持ちのいい時間をすごせました。
 無事に研修旅行を終え、参加した方々と親睦がふかめられたことは大変よかったです。
(社)福岡県建築士事務所協会北九州支部 浅井 真五

建築士事務所キャンペーン 2012

 開催日 平成24年10月30日 13:00より
 基調講演で田川市石炭・歴史博物館館長 安蘇龍生講師による「石炭100年の嵐-山本作兵衛の世界」と題して世界記憶遺産となりました、山本作兵衛が描いた世界に基づく旧産炭地(筑豊)地域を包含する生活環境を自身が実際に体験した出来事として記録画に描かれた作品をスクリーンに写して、その時代の長屋住宅の生活又炭坑内の出来事等の状況をおもしろく解説し、講演をおこなった。
 講演終了後、福岡県内高等学校・専門学校生による建築設計競技入選作品の表彰式が行われた。
 応募作品 高等学校の部 48点、専門学校の部 65点の内、入選作品 高等学校の部 17点、専門学校の部 17点が選考され、(社)福岡県建築士会 会長賞 加藤武弘会長より授与者を表彰
   【高等学校の部】 戸畑工業高等学校      3年  一角 善紀 殿
   【専門学校の部】 九州職業能力開発大学校 2年  梶山 愛彦 殿
以上2名が表彰されました。
飯塚支部広報委員 佐々木 辰美
シネマサロン 5
 先月「ロミオとジュリエット」が映画化されるのに最も愛されたシェイクスピア作品だと書きましたが、それには姿を変えた作品もあるからです。多くの映画ファンを魅了して止まない「ウエスト・サイド物語」(61年)は「ロミオとジュリエット」の翻案版。ジョージ・チャキリスの水平より上に伸びた足がカッコよかったですね。シェイクスピア作品は一面原作の忠実なセリフを守り続けることでも知られています。しかしミュージカルにしたことで、作家の言葉は失われたかもしれませんが、言葉や時代の壁を乗り越えて、原作の本質である悲劇性を味わうことのできる全く別の作品となりました。そのような多様な作品を生み出す次の創作者たちをインスパイアしてきたことにもシェイクスピアの偉大さはあると言えます。
久留米支部 半田 利通

無料法律相談のご案内

 正会員のみなさまの法律相談を無料でお受けすることになりました。お気軽にご相談ください。秘密は厳守いたします。電話0948-43-8139(飯塚法律事務所・飯塚市新立岩4-4クレイン3ビル703)

福岡支部会員・弁護士(福岡県弁護士会) 矢野間 浩司

11月の行事報告
11/1(木) 業務委員会 福岡建設会館
11/5(月) 景観委員会 福岡建設会館
11/7(水) まちづくり委員会 福岡建設会館
11/8(木) 公益法人特別委員会 福岡建設会館
11/12(月) 支部長情報交換会 福岡建設会館
11/12(月) 設計三団体意見交換会 福岡建設会館
11/15(木) 九州公共建築フォーラム2012 福岡県自治会館
11/16(金) 総務・財務委員会 福岡建設会館
11/17(土) 熊本アートポリス関連施設見学会 熊本県
11/17(土) 第1回まちづくりコーディネーター養成セミナー(八女福島) 八女市
11/26(月) 臨時正副会長会 福岡建設会館
11/30(金) 広報委員会 福岡建設会館
12月以降の行事予定
12/2(土) 第2回調査委員会 熊本県建築士会
12/4(火) 臨時理事会 福岡建設会館
12/6(木) 業務委員会 福岡建設会館
12/8(土) 青年委員会 福岡建設会館
12/22(土) 第8回コレクティブハウス研究会 天神重松ビル
(社)福岡県建築士会福岡支部賛助会員 HPはこちら
(社)福岡県建築士会団体協賛会員  HPにリンクしております
   

(社)福岡県建築士会情報誌 メッセメールマガジン 平成24年12月1日発行 第78号 通巻第294号
発行:(社)福岡県建築士会 加藤武弘 編集:広報委員会 有澤廣己
事務局:〒812-0013 福岡市博多区博多駅東3-14-18 福岡建設会館6階
TEL 092-441-1867 FAX 092-481-2355
E-mail:shikaifu@crocus.ocn.ne.jp ホームページ http://www.f-shikai.org
今月の編集員
有澤廣己(福岡)、池田友三(北九州)、伊佐治武(福岡)、今泉英樹(福岡)、大嶌栄三(福岡)、角銅久美子(福岡)、佐々木郁夫(福岡)、佐々木辰美(飯塚)、柘植成光(福岡)、冨田慎一郎(北九州)、松澤徹(福岡)
( )名は支部名、五十音順、敬称略
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